絵を眺める
絵を描くことは楽しいのですが
絵のたのしみはまだまだいっぱいあります
わたしが描く絵のほとんどは
絵の具と水の動き、はたらきに委ねた
水分を多くふくんだにじみ絵です
一筆入れてすぐさまに色が滲んでいく様子
次の一筆で色と色が混じり滲みゆく様子
それらが次第に乾いてゆく様子
そのひとつひとつを眺めていると
ふつふつと湧き上がってくるもの
じんわりと浮かんでくるものがあります
描いている時
筆を入れるのは一瞬ですが
その前後で
すごくたくさんのことを受け取っていると思うのです
それは目に見えない実態のないもの
それは言葉にならない理屈のないもの
でもそれらは本当にあるもの
いや、むしろ
それこそが本当の何か
1年ほど前に描いた絵を置いてみました
じっくり眺めてもいいし
日常の中でふと目に触れるもよし
あ、いいな。。って安心する絵です
わたしにとっては
いいよ
それで
いいよ
とゆるぎない何かが
ぴかぴかと伝わります
何を感じるかに正解はないし
同じ絵を見て
真反対の思いが湧き上がることだってあるでしょう
それは
受け取った方のほんと。ですから
1枚の絵から
1も10も100も1000も10000も
無限に放つひかりがあります
それをじっくり時をかけて
うけとることも
Art workの醍醐味と思っています
もし
あなたに話しかける1枚があれば
いつでも気軽にご連絡ください